技術士二次試験:筆記試験概要
知らない人は知らないと思うので説明すると,技術士の試験は以下の3つからなる.
午前1:部門全体(私の場合は情報工学)の知識のテスト
午後1:選択科目(私の場合はソフトウェア工学)に関する専門知識,応用能力のテスト
午後2:選択科目に関する課題解決能力のテスト
午前は択一,午後の2つは論文形式である.
論文の字数は問題の種類によって違う.
600字詰の用紙に回答するので,字数制限が600字の問題だと「1枚もの」1200字だと「2枚もの」と言ったりする.
手書きで600字の回答を書くのにかかる時間は最短20分程度である.
この20分というのは「ある程度は手書き回答作成の練習をし,尚且つ,頭の中で回答が出来上がっている状態」という,非常に恵まれたシチュエーションでの値である.
試験会場でちょっと悩むと1枚ものに30分かかってしまう.
というわけで2時間で論文を4枚書く必要のある午後1はまあまあハードである.
午前1
技術士一次試験の専門とほぼ同じ難易度である.
特に2013年度は問題の8割が過去問であった.(6割で合格)
過渡期だったからかもしれないが,受験者をなめてる.
個人的には簡単すぎて無意味な試験だと思っている.
午後1
2時間で1枚もの2つと2枚ものを1つ回答する.
専門知識問題は1枚もの2つ.
これに関しては「きっちり勉強しーや」としかいえない.
ただし,過去問を5年分ぐらい見ると大体の傾向は見えてくる.
例えば私の受けたソフトウェア工学だと「テスト」「ソフトウェアの品質向上」関連がねらい目.
逆に「アジャイル」「言語論」なんかは出ない.
応用能力問題の2枚ものは,基本的に専門知識問題と似ている.
違いは専門知識は知識そのものを回答すればよいが,応用能力では「それをどう使うか具体的に書く」必要がある.
しかし,専門知識問題は「技術をどう使うか」が頭に入っていないと回答できないので結局一緒.
くわしくは後日.
午後2
2時間で3枚ものを1つ回答する.
時間的には午後1に比べて余裕があるので,練習していたら知識がなくても何とかひねり出せる.
これも詳しくは後日.